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臨床心理士がユニオンはじめてみた 「⑧2月2日の記者会見 田中さん(仮名)の言葉」

東京都スクーカウンセラーの採用通知が届いてから早1カ月以上が経ちました。

心理職ユニオンとしてもいろいろな活動を継続して行っています。

ネット署名へのたくさんのご協力もほんとうにありがとうございます。


今回も、2024年2月2日に行われた東京都スクールカウンセラー大量雇止めについての記者会見でお話された田中さん(仮名)の思いを紹介させていただきます。


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これまで20数年以上、東京都のスクールカウンセラーとして働いてきました。

スクールカウンセラー制度の公立学校への導入の際に「教育界の黒船」と言われていた時代から、他と併せると30数年以上のスクールカウンセラーの経験があります。

その他、医療機関や保健センター、教育機関などでも仕事をしていました。その間に蓄積したスクールカウンセラーとしてのスキルを活かしてカウンセリングに当たってきました。

これまで、不登校になった生徒さんを卒業まで持って行った事例も数多くあります。また、中退せざるを得なかった生徒さんには、次の進路の相談にも乗り、次の通信制などに丁寧につなげてきました。チックや場面緘黙、強迫性障害などの生徒さんの事例も多く扱ってきました。また、自殺を訴える生徒さんや自傷の生徒さんのカウンセリングでは外部の医療機関や児童相談所、保健センターなどとも連携を行って教職員とも密に連携してきました。

コロナ前にはPTAなどの会合にも夜間の時間外に出席し、保護者と交流し、やはり夜間に保護者向けの講話を行い、保護者からの相談を増やしたこともあります。

入学式、卒業式にも毎年、出席していた学校もあります。どの学校でもそこそこの相談件数もありました。都教委からの要請で始まった「全員面接」もエンカウンターを取り入れて、生徒さんが「楽しい」と喜んでくださり、アンケートで相談希望に〇をつけた生徒さんと2次面接を行い、継続面接に繋げ、教員にも必ずフィードバックをしました。相談室にパソコンがなく、教員研修会や相談室便りの準備は自宅のパソコンと個人の時間を使って行いました。

ところが、今回継続を希望しましたが、不採用の通知が来てしまい4月からの生活にとても不安を感じています。これまでのスクールカウンセラーとしての実績が全く評価されなかったと思うと、残念で悔しい思いです。生活費の大半をこのスクールカウンセラーの報酬から捻出していましたので、今後の生活がどうなるかとても不安に思っています。


今回、10分程度の面接試験を受けて、数々の質問に答えましたが、何が良くなかったのかわかりません。今回、公募なので、これまでのスクールカウンセラーとしての経験がリセットされ、この面接試験の結果のみが採用・不採用の基準と聞いていますが、釈然としない思いです。

スクールカウンセラーとしてのキャリアをせっかく積んでも、このように突然の不採用・解雇になってしまう不安定な雇用状況では質の高い心理支援をやっていくのは難しいと思います。この1月末の時点で急に不採用となっても、次の仕事を探すのも困難と感じています。



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